二尊院の見どころや、アクセス、拝観料について

二尊院は、平安時代に建立され、鎌倉時代に法然が教えを広めて有名になった、格式のあるお寺です。さすがは京都、平安時代から長く続くお寺が多いですね。

今回は、二尊院に行ったら何を見ればいいのかという疑問に応えるために、見どころをご紹介していきます。

美しい二尊院の参道

二尊院の門をくぐると、まっすぐの参道があります。馬場と呼ばれ、昔は馬に乗ってきて、ここにつないでおいたそうです。

両サイドには、松、楓、桜の並木があります。つまり、桜と紅葉の時期はとても素晴らしい景色になります。

花吹雪や、紅葉が散る様子は鳥肌になるくらい美しくて感動的です。

冬も美しいです!

二尊院の公式ページ境内の見どころはこちら

二尊院の唐門

こちらが唐門です。

天皇の勅使のみが通された門です。

1000年以上の歴史を経て、今では参拝者でもくぐれるようになっています。

だけど、この門に行くまでに通用門があるから、だいたいみんなそっちを通ってしまうのでもったいないです。

ちなみに、唐門の本殿からの写真はこんな感じです。

屋根が弓矢のような形になっているのが特徴です。

角倉了以が、伏見城の薬医門を移築したと言われています。

馬場を進むと、通用門もありますが、ここを通らずに、さらに左に進むと唐門があります。

https://www.instagram.com/p/Bp-m_8_AAsk/?utm_source=ig_web_copy_link

本殿の2体のご本尊

肉眼では遠くて見えにくいですね。

https://twitter.com/tomo08415/status/587020411767955456

また仏様は近年修復されています。

二尊院の名前の由来の通り、2体の仏像が本尊として祀られています。釈迦如来と阿弥陀如来です。

釈迦如来は極楽浄土へ人々を導く仏様です。とても優しい雰囲気が印象的です。

阿弥陀如来は、浄土で人々を迎えてくれる仏様です。衣がとても美しいです。

そして、2体の仏様は、小さくて、仲が良さそうで、なんとなく親しみがあります。

本殿の二尊の横に法然上人の絵の逸話があります。

足曳の御影と言われる絵です。法然上人の沐浴後のくつろいだ写真を絵師が描いたところ、法然は足が出ていると恥じられたそうです。

そこで、南無阿弥陀仏と唱えると、不思議なことに足がなくなり、お座りになった絵になったそうです。

本殿の裏の庭のお地蔵さんがかわいい!

本殿はぐるっと歩いて回れるようになっています。

そして、裏に行くと、庭があります。

そこには、6体の可愛いお地蔵さんがいます。

みなさん、手に持っておられるものがそれぞれ違って楽しいです。お庭全体に散りばめられています。

しあわせの鐘がつける!

二尊院には立派な鐘があります。

ゴーンというとてもいい響きです。

ネーミングも、素敵ですよね。

実は、除夜の鐘は二尊院では近年中止されています。それは残念なんですが、嬉しいことに、こちらの鐘は誰でもついて良いんです。

ありがたいですね。

youtubeに動画があったのでお借りしてきました。

藤原定家の時雨亭あとから市内一望

二尊院には藤原定家が百人一首に取り組んだ、時雨亭跡があります。(時雨亭跡の場所には諸説ありですが割愛)

雨だと、滑りやすいので注意が必要です。足の不自由な方にはオススメしませんが、二尊院の境内から、さらに急な階段をあがり、山道を少し歩いていく時雨亭跡があります。

この反対側から見晴らしのいい眺望があります。

さすが、二尊院は山ですね。

小倉餡の発祥の地

二尊院は、小倉餡の発祥の地とも言われています。

発祥の地と言われると、食べてみたくなるのが人の性ですね。

石碑や、境内にもお店があるのですが、本日は休日で残念でした。

あと、御朱印ももらいたいですね!

2020年3月に二尊院の季節限定の御朱印をもらってきたので、その記事はこちらをご覧ください。

二尊院の人生五訓も心に響きます。

あせるな

おこるな

いばるな

くさるな

おこたるな

不安があっても心を冷静にして、人に怒ったり見下したりせず、自分のやることをしっかりやるという意味でしょうかね。

私は、全然できていないなと反省しています。

お寺に行くと、心が洗われて、日々の生活にとって大切なことや、人生が変わるきっかけになると思います。

さらに、心の糧もあります。

世の中で一番楽しくて立派なことは、生涯を貫く仕事をもつことである!!

これからは、老後も長く仕事をして、生活の糧と社会への貢献を続けたいですね!!

世の中で一番恥であり、かなしいことはうそをつくこと。

他人に嘘を言うのもどうかと思いますが、自分自身に嘘をつくことも悲しいことなのだと思いました。

さらに、さらに、幸福の道もあります。

空気に感謝、コロナウイルスに揺れる今、改めて空気が大切だなと思います。

気は長く、心はまるく、腹たてず、命ながかれー

そんな生き方ができたら、白髪や病気知らずかも・・・

とにかく、二尊院には見どころがたくさんあります。そして広いのです。

他にも私がお伝えしたいことはたくさんあります。角倉了以のことや、二尊院の桜のことや、天皇のお墓のことや、大臣のお墓のことや、9つの頭がある蛇の弁天堂などなど、それだと長くなるので、今回はこれくらいにしておきます。

二尊院(嵐山)はどこにある?アクセスの行き方は?

二尊院の住所

〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

Tel / 075-861-0687 Fax / 075-861-7972

二尊院の場所は落柿舎の近くにあります。

落柿舎までの最寄り駅やバス停、行き方はこちらの記事を御覧ください。

二尊院の良いところは、駐車場があることです。

車を持っている人には、本当に楽です。特に、二尊院は嵐山の最寄り駅から歩くと距離があるので、車だと楽ちんです。

ただし、駐車場と言っても、後ろに木々があるし、空いているスペースにラインがひいてあるという感じなのでバックのときは気をつけて下さいね。

あと、桜や紅葉シーズンは車で行くことをオススメしません

二尊院の拝観料や営業時間は?

拝観料 中学生以上500円 小学生以下無料 

障害者手帳をお持ちの方は無料

御朱印は300円

拝観時間(営業時間)9:00~16:30(受付終了)

二尊院の御朱印の記事はこちら

二尊院から渡月橋まで徒歩で移動すると?

二尊院から渡月橋まで徒歩で移動することはできますが、約20分の道のりになります。

竹林の道や、お土産物やさんを見ながら歩くと楽しいですね。